【Transformice】シャーマン向け高難易度MAPビルド構築の考え方(Spiritual)
こんにちは
今回は、TransformiceのモジュールであるSpiritualの高難易度MAPについて、
どのようにビルド構築するかを僕流の考え方を元に解説していきたいと思います。
はじめに
・Spiritualってなんぞや?
Spiritualとはノーマルモードもしくはハードモードのシャーマンにフォーカスをあてたシャーマンのゲームプレイに特化したモジュールです。
シャーマンやSpiritual、Divineモードなどは難しいイメージを持たれがちですが、
基本さえ覚えてしまえばとても簡単で、誰でもできますのでご安心ください。
ここで解説する内容については、前提としてC,V,B各ネイルやシャーマンの基本について理解している方向けの内容となっております。
できるだけ分かりやすいよういくつかのステップに分け解説致しますので、
是非、シャーマン初心者の方もチャレンジしてみてください。
では、早速本題に参りましょう。
- はじめに
- STEP 1 MAPメカニズム(ギミック)を理解する
- STEP 2 作りたい足場をイメージする
- STEP 3 ビルドを細かく砕いて構築する
- STEP 4 テクニックを身につける
- STEP 5 応用する
- 最後に
STEP 1 MAPメカニズム(ギミック)を理解する
ビルドを作成する前に、まずは各MAPのメカニズムについて理解しましょう。
どのようなMAPなのか分からなければそもそもビルドを構築することが出来ません。
まずは敵を知ることから。
分かりやすくするためにここではギミックと呼ぶことにします。
基本的にどのマップにも共通するものとして、赤ネイル、風船の使用可不可の制限があります。これは画面左上もしくは、チャット内に表示されるMap Infoで確認できます。
ギミックは多種多様で複数のギミックが混同していることがほとんどです、
なので例としていくつかの代表的なものを挙げたいと思います。
1. 基本的なMAP
基本的なマップです。特にギミックは存在せず、シャーマン自身も自由に移動することが出来るため比較的簡単なマップです。バニラやP4マップの多くはこちらに分類されます。
2. ケージ型
ケージ型のマップではシャーマンは決まった範囲内でしか動くことができず、その範囲内から全てのビルドを構築しなければなりません。
Spiritualではほとんどのマップがケージ型に分類されます。
3. タイマー型
タイマー設けられているマップでは、一定時間経過後に何らかのギミックが作動します。
このマップの場合時間経過後、マウスの足場が消え、チーズと巣穴にアクセス可能になります。
4. 作動型
特定のオブジェクトに触れることでギミックを作動させるタイプのマップです。
こちらのマップでは右上のオブジェクトにシャーマンオブジェクトが触れることでマウスたちを解放します。
5. 障害物型
巣穴とチーズ間、もしくはマウスの邪魔になるオブジェクトを排除する必要のあるMAP。
対象とシャーマンオブジェクトを接続、またはギミックを作動させるか押し出して排除する必要があります。オブジェクトを足場として活用することもあります。
6. 召喚エリア制限型
このようにマップ内に雲のオブジェクトが配置されているマップでは、その範囲内では
ネイルを使用したり、ネイルを使ったシャーマンオブジェクトを召喚することが出来ません。なのでそれ以外の部分から可動するビルドを作成するスキルが求められます。
雲にはオブジェクト当たり判定のあるものとないものが存在します。
4. 反重力
重力が反転しているマップです。オブジェクトやマウスも上に向かって飛んでいきます。初動に気を付けましょう。重力によってはしばらくの間マウスが空中浮遊することも可能。ジャンプができないためビルドには少し工夫が必要です。
5. リンゴ型
リンゴをうまく利用してビルドを組む必要があるマップです。
このマップでは緑色の枠にスピリットを使用すると新しいリンゴが追加されるという面白いギミックもあります。
以上が代表的なマップのカテゴリーです。他にも風力のあるマップ、ポータルを使用できるマップやパズルのようなマップなど色々なギミックを持つマップがあります。
STEP 2 作りたい足場をイメージする
マップのギミックについて理解することができましたか?
では、さっそく足場の作成に取り掛かかるために、まずは作りたい足場をイメージしましょう。
どんな足場を作りたいか、どう作れたら理想か、想像力を働かせることが大事です。
今回は例として比較的簡単なこちらのマップをお借りさせていただきます。
Arnees#0000 - @7051261
どの様な足場を作りたいかいくつかのパターンを考えると良いでしょう。
召喚できる板は直線なので直線的な足場をイメージすると作りやすくなります。制限時間もあるためできるだけシンプルがベスト。
パターン1
パターン2
こんなところでしょうか、イメージできましたか?
できるだけ無駄な移動を増やさないためにもパターン1のように作りたいところですね。
今回はパターン1の右側と、左側は作りやすさからパターン2を組み合わせ構築していきたいと思います。
ではさっそく足場の作成に取り掛かります。一緒に作成していきましょう。
STEP 3 ビルドを細かく砕いて構築する
足場を作成していくときのコツとして、いくつかの段階に分けビルドを構築していくことがポイントです。一括で構築できるマップもありますが、難しい場合は少しづつ崩して部分的に作っていきましょう。
今回は右側をステップ1、左側をステップ2として2回に分け作っていきます。
マウスが移動する時間も考慮し、できれば巣穴に近い方からチーズへ足場をつなげられるように作成できると良いですが、マップによっては厳しいところもあります。
右側から作成していきます。
実際にオブジェクト召喚前の状態で長さや角度を目視し確かめます。
この場合はz3回くらいの角度でちょうど巣穴に届く位置に調整できそうですね。
下に足場があり赤枠の範囲でビルドを作れそうなのでこの範囲を目安に作成し、その後右側に移動させる必要がありそうです。作ってみましょう
イメージすることが難しいときは、作りたい足場をそのまま自分の作れる範囲内に作ってみるといいと思います。
こういった決まった範囲内に足場を通す必要のあるマップでは、
その後で、ビルドが通る範囲に収めるためにVネイルを使用したり、ビルドを回転させてみたりしながら考えるといいでしょう。
逆側に同じ角度で板を接続すれば角度は問題なさそうです。
このまま右にスライドさせたいですが、問題はどのように固定するかです。
長い板一本では長さが足らなさそうなので追加し、そのままでは巣穴の位置からずれてしまうので、垂直に透明な板を付け、ちょうど上に柱があるのでこれを固定するために利用します。
ビルドが傾かないように軽く重しをのせましたがこのようになります。
あとはルーンを取り付け、右側に移動させた後片方にアンビルを乗せて固定すれば右側の完成です。ここまでをステップ1とします。
続いてステップ2、左側の作成に入ります。
右側のビルドに干渉しないように作る必要がありそうですね。
パターン2のように作成するにはどこかで直角に繋げた長板を作りたいところ。
シャーマンに引っかかってしまいました。2度手間なので別の案を試します。
壁に沿って下に板を落としてみました。
少し角度はずれますがこれなら問題なく作れそうですね。
あとはこれを下の足場がちょうどチーズの位置に届くように回転させたいです。
それにはどうすればよいか・・・、そう、キャノンです。
しかしそのままではどちらか一方に倒れてしまい、作りたい形を維持できませんね。
そこで...
ストッパーと支え兼重し役として透明な長板を上部に取り付け、このようにキャノンで打ち込めば...
このようになります。あとはアンビルを落とせば位置調整も兼ね、固定させることが出来ます。
最後にマウスが登りやすいよう多少の手を加えてビルドの完成です。
[他の例]
STEP 4 テクニックを身につける
さて、ビルドを作る流れを掴んだら、続いては他のマップも出来るようにビルド幅を広げるため様々なテクニックを身に付けましょう。
Spiritualでは基本的なシャーマンスキル+知識が必要不可欠。
代表的ないくつかのテクニックをご紹介します。
※それぞれ勝手にそう呼んでいるだけで特に決まった名称はありません。
1. B Swing
Bネイルの特性を活かし、回転した時に片方の端が固定されるように配置し足場をスイングさせるように構築するテクニックです。
最後に重みで崩れないようにしっかりと固定します。
2. V Swing
Vネイルの特性を活かし、ビルドを振り子の要領で移動させCネイルを使って固定します
うまくタイミングを合わせれば支えとなるオブジェクトがなくとも空中で固定させることも出来ます。
3. 仮止め
上記二つのSwingを行う際やビルドを一時的に動かないようにしておくために配置するBネイルや風船またはルーンです。
キャノンやオブジェクトプッシュを使い貫通させ、外します。
風船やルーンの場合はそれらをキャノンやアンビルで取り除きます。
↓
4. 置きアンカー/空中アンカー
シャーマンオブジェクトをそのまま設置した後にネイルを付けて固定させるテクニック
上記4つのテクニックを使用したビルド例↓
5. モノレール&カート
大きい箱や風船を使いオブジェクトを貫通させ挟み込み、ビルドをマップオブジェクトに沿って移動させ構築する方法。マップオブジェクトの細いマップで有効
モノレール
カート
ボールやキャノンを青ネイルでつけ、可動式のビルドを作成し移動させた後、
黄色ネイルをブレーキ代わりに使用し固定する。
6. オブジェクトプッシュ
オブジェクトを召喚してビルドを押し上げたりするもの
7. エンジン
重なりあうオブジェクトの特性を活かし、操作可能な動力を追加します。
Cネイルで停止させることができますが、一度きりです。
さらにパワーが強いため使いどころには気を付けましょう。
使用ビルド例
8. Vドア
Vネイルの板を配置し、疑似的に一方からは進入可能なドアのような役割を持たせ、
そのまま足場にもすることができる構築方法。
また、先端に回転する短い板などを取り付ければ自動開閉式にもできます。
9. 空中支点
主にBネイルが使用不可能なマップなどで、風船とアンビルを取り付け重力のバランスを取り、空中で支点となるオブジェクトを生成することができます。
注意点としてマウスの移動によって重力も変わるため常にバランスを取り続ける必要があります。チーズを取ると更に重さがかかります。
10. フック
ビルドに取っ掛かりやスペースを持たせ、ビルドを移動させたとき
ちょうど目的の位置に引っかかるように設計するテクニック。
ビルド例
11. その他テクニック
マウス抜き
このようにマウスに風船を取り付けその間をオブジェクトプッシュすることで、
シャーマンオブジェクトをすり抜けさせることが出来る。閉じ込められたマウスの救出などに有効。
また、ビルドとは関係ないがマウスと風船の間に実体の大きい箱を召喚すると急上昇が可能になる。
ジャンプ召喚
ジャンプ時の落下までの猶予を利用して、届かない位置などにオブジェクトを召喚するテクニック。これは覚えなくとも問題ないですし、とてもハイリスクなのでオススメしません。
STEP 5 応用する
さて、様々なテクニックを覚えたら実践です、色々なマップで応用してみましょう。
例えば...
Jamiison#0095 - @520924
このマップでは左側には召喚することが出来ませんが、中心のオブジェクトを使ってBスイングのテクニックを応用することができますね。
Arnees#0000 - @7852200
先ほども出てきたこちらのマップ。Bネイルは使えません
こちらは上部でほとんどのビルドを作成する必要がありそうですね。
Vスイングやフックを活用しましょう。
モノレールを使用したビルド
カートやエンジンを応用してこんなビルドを作ることも出来ます。
こちらはオブジェクトプッシュを活用したビルド
NとJの回転ネイルもスイングの応用で場合によっては有効活用できます。
BスイングとVスイングを組み合わせるなんてこともできたりします。
水のあるマップでは、水中では風船の浮力が高い性質を利用して空中支点を使い、
水面上にビルドを留まらせることも出来ます。
この他にも基本的なテクニックは色々なところで応用可能です。
身に着けた様々なテクニックを駆使し、ビルドの幅を広げましょう。
最後に
以上、シャーマン向け高難易度MAPビルド構築方法でした。
いかがだったでしょうか?
今回は少しでもこのTransformiceというゲーム、そしてSpiritualというモジュールの魅力についてお伝えできればと思いこのような記事を作成してみました。
最後にひとつ、
ビルドは人によって多種多様であり正解というものは存在しません。
自分でビルドを模索することも楽しみの一つです。
色々なマップに挑戦し、自分なりのオリジナルビルドを見つけ作成してみてください。
その際は、是非今回覚えたことを一つでも思い出してチャレンジしていただければ幸いです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
ではまたお会いしましょう。